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XTC-1 RCA
¥12,000
XTC-1 RCAは、極太のディップホーミングOFC導体を用いたRCAケーブルで、価格を越えたスケール感と音の厚みを貴方のオーディオシステムにもたらします。 XTC-1 RCAは従来、スケール感を求めるお客様、低域の厚みを強化したいお客様、自然な音の広がりを求めるお客様などに特注対応で製作してきたケーブルですが、そのリーズナブルな価格と、得られる音質の良さ、柔軟で取り回ししやすい扱いやすさなど、このハイCPなRCAケーブルの良さを、もっと多くの方々に知っていただきたいとの想いで、この度定番化に踏み切りました。 <ケーブル:XTC-1 2C> ケーブル名称からも察しの通り、ケーブル部分には当店オリジナルのXTC-1 2Cを使用。XTC-1 2Cは本来、電源ケーブル兼スピーカーケーブルとして開発、商品化されたものですが、インターコネクトケーブル用の線材としても非常に優れた音質を有しております。スピーカーケーブルとしては2.0スケア(37/0.26)の標準的な導体サイズですが、これをインターコネクトケーブルとして用いることで、インターコネクトケーブルとしては極めて太い導体を有するRCAケーブルとして仕立てることが可能となるのです。 XTC-1 2Cはノンシールドの2芯構造です。シールドレスの開放感が味わえます。 <ディップホーミング製法によるDF-OFC> XTC-1 2Cは、ディップホーミングOFC(DF-OFC)というアメリカのジェネラルエレクトリック(GE)が開発した無酸素銅線の製作手法で製造されたOFCを導体に用いています。DF-OFCは本家GEでの製造は終了しているものの、その製法を公式に受け継ぎ、さらに進化させたMiDIP®(ミディップ)という導体が、昭和電線の三重工場において現在も製造されており、その品質の高さから、EV(電気自動車)などの最先端の分野に欠かせないマテリアルとして注目されています。当店のXTC-1は、この導体を埼玉の極東電線に委託し絶縁材とシース被覆をおこなってもらい使用しています。 参照:昭和電線ケーブルシステムのディップホーミングOFCの解説ページ https://www.swcc.co.jp/cs/technology/strength/vol01.html https://www.swcc.co.jp/cs/products/detail/p_dip_1772.html https://www.swcc.co.jp/hd/company/technology/advance/case01.html <絶縁材/シース材> XTC-1の絶縁材とシース材はXTC-1専用に特別にブレンドされた「XTシース」という軟質PVC材を使用しています。PVC自体はケーブル被覆材としてよく用いられますが、音質的にはポリエチレン(PE)やフッ素(FEP/PFA/ETFE/PTFEなど)に劣るとされてきました。オーディオおいては音質が重要な要素ですので、従来のPVCに改良を加え、PVC特有のナローレンジを解消。現代の音楽再生にも対応できるワイドレンジを獲得しつつも、中域が薄味にならないよう厚みを持たせ、ほのかな暖かみを感じさせる絶妙な音質バランスを獲得しました。加えて従来のPVCよりも柔軟性をさらに高めて、8mm径の太さにも関わらず、圧倒的な取り回しのしやすさを実現しています。 <RCAプラグ:amphenol ACPR> RCAプラグには音質に優れた米国のプラグメーカー「アンフェノール」の「ACPR」を使用。ACPRは、当工房で数十種類に及ぶRCAプラグを試聴した末に、音質/加工性/篏合性/扱いやすさにおいてトップクラスに位置するRCAプラグとしてセレクトされました。ACPRは大型で握りやすく、RCAジャックへの篏合もきつすぎず緩すぎず丁度良い感触で挿し込みできます。赤と黒のカバーのACPRを採用したことで、右チャンネルと左チャンネルの識別も一目瞭然。音色の傾向は米国製だからか、躍動感に溢れたアメリカンサウンド。日本製のRCAプラグにありがちな無味無臭の生真面目な音色とは真逆で、ACPRは活き活きとして聴いていて楽しくなる音色の傾向です。RCAプラグにも国民性があるものだと感じます。聴き比べた者にしかわからないRCAプラグの音色の違い。そんな手間のかかること実際にはとても大変なので、店主の荒川が皆様に代わって聴き比べて選定しました。 参照:衛星ラジオ放送「ミュージックバード」において、オーディオみじんこ店主の荒川とオーディオ評論家の炭山アキラ氏がパーソナリティを務める「オーディオ実験工房」 5月2日・16日放送回「史上初!RCAプラグの音を比較!」 https://musicbird.jp/programs/jikken/202205/ <はんだ:小島半田製作所ビンテージレプリカはんだHMX-Pb113> はんだには、小島半田製作所のビンテージレプリカはんだHMX-Pb113を使用。当工房のケーブル製作には、様々なはんだを使い分けていますが、XTC-1 RCAには音色のチューニングとしてHMX-Pb113を使用しています。躍動感に溢れるアメリカンサウンドのACPRと、XTC-1の豊潤で厚みのあるサウンドを、ビンテージの香り漂うHMX-Pb113が絶妙にまとめ上げています。 HMX-Pb113の組成:錫Sn、鉛Pb、音質調整のための微量元素 https://kojima-solder.shop-pro.jp/?pid=152560729 <製作:当工房による完全内作> 他の当店ケーブルやアクセサリーも同様ですが、XTC-1 RCAはオーディオみじんこスタッフによって丁寧に端末処理をおこない、はんだ付けして仕上げています。ケーブルとプラグとはんだだけというシンプルな構成ですが、そこには「良い音で楽しいオーディオライフを過ごしてほしい」という、当工房の愛と情熱が込められています。 <QBT処理> XTC-1 RCAに限ったことではありませんが、2022年以降の当工房が製作するケーブルにはQBT処理を施しています(端末形状が特殊でQBT装置に篏合できないものを除く)。XTC-1 RCAもRCAモードにて10分のQBT処理を施しています。QBT処理の証として、下流側のプラグ付近にQBT処理日を記載した「QBT処理済シール」を貼り付けております。 QBT処理:オーディオみじんこ、ケーブルのエージング時間を短縮できる「バーンイン」サービスをスタート https://mijinko.jp/3525 https://www.phileweb.com/news/audio/202202/18/23098.html <備考> 長さ変更は10㎝毎にプラスマイナス220円にて特注製作承ります。問い合わせフォーム/メール/電話/ご来店にてお問い合わせください。 本ケーブルはXTC-1 2Cの構造上ノンシールドです。インターコネクトケーブルとしては問題ありませんが、フォノケーブルに用いた場合はハムノイズを拾いますので本ケーブルはフォノケーブルにはご使用にならない方が良いでしょう。MCカートリッジの場合にはシールド無でもハムノイズを拾いにくいですが、MMカートリッジの場合はシールドのあるフォノケーブルが必須となります。同様に、昇圧トランスからフォノイコまでのケーブルもシールドが必須となるので本ケーブルは適しません。
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KRYSTAL RCA II
¥18,600
KRYSTAL RCA IIはオーディオみじんこオリジナルの各芯2芯シールドケーブル”KRYSTAL(クリスタル)”に、同じくブルーボディ、銀メッキプラグのRCAプラグを組み合わせた長さ1MのRCAケーブルになります。前作よりバージョンアップを果たしIIとしてリニューアルしました。 ホット/グランド線をそれぞれ銀メッキシールドによって強固にセパレーション。かつシールドは最も聴感上の音質に優れる下流への片端落とし方式を採用。 前モデルからの変更点として、シースに溜まった電位を除去する効果を持ったスタビライザーを追加しました。 音質の傾向は音像型で、明瞭に音の輪郭をとらえ、繊細なニュアンスをも持ち合わせています。銀メッキの導体、シールド、そしてプラグの個性が織り成す調和によって、シャープでクリアな音色のものに仕上げました。 フュージョン、アコースティック系等、生楽器の演奏のリアルな質感を伴った表現力はもちろんのこと、空気感の表現も繊細に描ききり、エントリークラスからハイエンドまで、幅広いシステムにマッチするケーブルとなっております。 〈ケーブル〉 KRYSTAL(オーディオみじんこオリジナル) 導体:0.3sq銀メッキ銅(SA)×4芯 シールド:銀メッキ銅編組シールド 構造:2芯シールド1対 〈プラグ〉 電極:銀メッキ銅 カバー:アルミ削り出し(ブルーアルマイト加工) *長さ延長の場合、10cmあたり660円の追加金額にて承っておりますのでお問い合わせください。
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SONICBOOM-RCA 1.0mペア(受注製作品)
¥44,000
本製品は、特に製作に多くの時間を要するため、受注製作品とさせていただいております。 ご注文から発送まで最長で1週間のお時間がかかりますが、当店に在庫がある場合は即納可能です。 在庫状況・ケーブル長さのご相談などお気軽にお問い合わせください。 “SONIC BOOM=超音速衝撃波”と名付けられた、このRCAケーブルは、まさにその名の通り、音色の正確さ、シャープでソリッドな音像表現を基調としながらも、音と音の合間に揺蕩う演奏家の息使いさえも克明に描ききる、インターコネクトケーブルとして生み出されました。 “SONIC BOOM”開発の発端は、ジャズ/ロック愛好家に絶大なる人気を誇った、俗称"Black Shuner(ブラックスーナー)"にあります。"Black Shuner"は、MILスペックにおいてRG214/u規格と呼ばれる50Ω高周波伝送用同軸ケーブルで、元来は航空管制塔などに用いられる頑強なデジタル伝送ケーブルです。極太の銀メッキ銅7/0.75をコア導体としているのは、長尺な引き回しにおいても伝送ロスを最小限に抑えられるためです。2000年代の初頭、このRG214に着目した一部のオーディオケーブル工房において、"Black Shuner"の名のもとに製作されたRCAケーブルは、そのシャープ、ハイスピード系の鮮烈な音色から、コアなオーディオマニアに熱狂を以て迎えられました。 今や伝説ともいえる"Black Shuner"の音色を継承しつつ、さらなる音抜けの良さと柔和なニュアンスをプラスし、オールマイティな音楽ジャンルすべく“SONIC BOOM”は開発されました。 RG214を基準にしつつ、実に2年もの開発期間を経て、ケーブル構造のチューニングを繰り返し、RG214からPVCシースと編組シールドを除いたシールドレス構造において、開放的な音抜けの良さと、柔和なニュアンスが加味されることを発見。そこで、“SONIC BOOM”のための完全オリジナル7/0.75構成の銀メッキ銅導体/ポリエチレン絶縁芯線を新開発。芯線は、当店提携の国内ケーブル製造工場による純国産です。 オーバースペックとも言えるSA3.1sq導体は、強靭なポリエチレン絶縁に支えられて強力な伝送力を発揮します。 スパイラル状に配線されたアース線は、芯線との間のダンピング材としても機能し、最外装のPETチューブとのインシュレーション作用によって、ケーブルに生ずる振動を耳に心地よい倍音成分へと昇華。 RCAプラグは“SONIC BOOM”のために新開発したオリジナルのロジウムメッキ品で、“SONIC BOOM”のイメージに合うよう、かつオーディオ機器への着脱時のグリップ力を強化すべく、カバー部分にリング状のスリットを配置。当店提携先の国内プラグ製造工場で、高精度のマシニングセンターにて切削加工のうえ、当店提携先のめっき工場でメッキ加工を施しております。 プラグと導体との接合に用いる半田においても、相性の試聴テストを繰り返し、高解像度、ワイドレンジでありながら、柔和なニュアンスを奏でる無鉛銀半田”KR19SHRMA”をチョイス。 複雑な製作工程を、当店スタッフが一本一本精密な加工技術を以て製作しております。 “SONIC BOOM”は、ただ単に正確な伝送を伝えるだけではない、演奏家と同じ空間にいるような、音楽に包み込まれる一体感を味わいたい、ハイエンドオーディオファイル向けのケーブルです。当店のハイエンドに君臨するリファレンスケーブルの誕生です。 製作できた芯線の長さが200mのため、数量限定品となります。 ・名称:SONICBOOM-RCA ・長さ:1.0mペア ・構造:2芯シールドレス ・導体:SA 7/0.75=3.1sq(HOT) ・導体:SA 0.5sq(GROUND) ・絶縁:PE(HOT)、FEP(GROUND) ・外装:PET ・外径:10mm ・接合:無鉛銀半田”KR19SHRMA” ・端末:オリジナルRCAプラグ (黄銅削り出しロジウムメッキ電極/クロームメッキカバー/シルク充填) ・延長:10㎝毎に+500円(受注製作にてメールにてお問い合わせください) *Sonic Boom RCAは、HOT1芯+GROUNDのアース線の構造で、両端とも同じ結線方式でお作りしておりますので、 どちらの方向で接続しても問題なく、方向性を気にせず安心してお使いいただけます。
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